くぼっちのブログα

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Nintendo SwitchはUSB業界を変えるか

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昨日午後1時過ぎ、任天堂が新しいゲームハードである、Nintendo Switchのプレゼンを、東京ビックサイトで行った事は記憶に新しいと思う。

 

発表は始めに任天堂の君島社長から、発売日は2017年の3月3日(金)であり、希望小売価格は2万9980円(税別)とそれぞれ発表があった。

その後、今後のSwitchの売れ行きを左右するであろう、ゲームソフトの発表・紹介があった。

どれも興味深いものであった。

 

しかし、今回のこの記事で取り上げたいのはそこでは無い。

 

取り上げたいのは、Switchに搭載されたUSBだ。

 

今回はちょっと変わった部分に焦点をあてて、違う視点からこのハードを見てみよう。

 

 

 

☆目次☆

 

 

ACアダプタにUSB Type-C

任天堂のプレゼンを見て驚いたことがある。

それはNintendo SwitchのACアダプタ、要するに電源ケーブルにUSB Type-Cが起用されたことだ。

Type-Cだから驚いたとも言えるが、一般的なType-AやBでも驚いていたと思う。

 

 

今までの任天堂のハードを思い出して欲しい。

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これはニンテンドーDSiからNewニンテンドー3DSまで使われていて、現在も現役のACアダプタである。

ニンテンドーDSiが発売されたのは2008年の11月1日であることから、かなり長い間、任天堂携帯型ゲーム機のACアダプタの役を担ってきたことになる。

 

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↑いつも使っている3DSのアダプタ

そのアダプタがこちら。

これは本体側(メス)であるが、四角形に近い六角形であることが分かる。

独特な形をしており、任天堂独自の規格であることは、容易に考えられるであろう。

 

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これはWii Uの背面。

ACアダプタの記載が見て取れるが、これも任天堂独自の規格であると考えられる。

 

 

このように見ていくと、任天堂はいままでACアダプタについては、独自の規格である端子を採用していた事がわかると思う。

しかし任天堂のゲームハードだけで無く、皆さんが日頃使っているパソコンでもACアダプタに独自の端子を採用する例は珍しくは無いと思う。

 

ではなぜ今回任天堂は、新規ゲームハードにUSB規格を、さらに言うと、まだ主流とは言い難いType-Cを採用したのだろう。

 

 

MacBookにヒントがある?

ここまで任天堂のハードの話しをしてきたのに、急に話しが変わるが、皆さんは昨年4月20日に発表された現行MacBookをご存じだろうか?

こんな簡単な説明では、Apple信者に怒られるかも知れないが、iPhoneでおなじみの米国Apple社の主要ノートPCである。

 

そんなMacBookのどこにヒントがあるのか。

 

それは、Nintendo Switchと同じUSB Type-Cを電源アダプタに採用している点だ。

MacBook - 仕様 - Apple(日本)

↑信じられない人はこちらへ

しかもMacBookは外部の機器への接続端子がそのType-Cのみである。

 

まさにこれさえあれば何もいらないと言ったところだろうか。

 

しかし、いままの常識を考えれば、USBはType-Aが主流で、今では多くの接続機器はType-Aを採用しており、WindowsのPCには必ずと言って良いだろう。Type-Aのソケット(簡単に言うと穴)がある。

 

Type-Aに付けて使う変換アダプタをつかってType-Cに対応させるという方法もあるが、少々不便だろう。

 

大変主流で、かなりの対応機器も増えたType-Aを捨て、Type-Cに全てを託したApple

それほどの事をする利点が、Type-Cにあるのだろうか?

 

 

Type-Cの利点

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画面向かって左側が皆さんおなじみのUSB Type-Aだ。右側が今回の主役、USB Type-C。

「同じUSBでもタイプが違うだけでここまで違うのか!!」と感じてしまうほど、見た目にも差があるのも特徴のひとつ。

 

 

早速、利点について1つ1つ見ていく。

 

転送速度

まず、注目したのは転送速度。

USB2.0 Type-Aでは最大480Mbps、USB3.0 Type-Aでは最大5Gbpsだったものが、USB Type-Cでは最大10Gbpsとなっている。

3.0比較では2倍、2.0比較では約20.8倍にも、転送速度が上がっている事が見て取れる。

 

ちなみにbpsとは1秒間にどれだけのデータを転送できるかを表している単位。

 

 

動画データの送信

次に動画の送信や転信が出来るという点。

これは今までのUSB規格には、全く無かった利点である。

そのため、MacBookにはHDMIやDisplayPortといった、動画送信専用のポートは一切なかったのだ。

 

 

裏表+前後の区別

まだまだある。

Type-CはiPhoneiPodでおなじみのLightningケーブルのように、裏表の区別がない点だ。

それだけではない。Type-Cはコンピュータ側と周辺機器側の区別もないのだ。

 

たとえば、Type-Aをパソコンに接続したなら、周辺機器側(プリンタやスキャナ側)はType-Bとなり、それぞれを反転させて接続することは、規格が合わないため不可能であった。

つまり、ケーブルはどちらかがType-Aでその反対側はType-Bであったのだ。

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↑こんな感じに

 

しかし、Type-Cのケーブルは、どちらもType-Cで出来ている。先ほど申し上げたように、コンピュータ側と周辺機器側の区別がなく、どちらをどちらに差しても、データのやりとりなどが可能なのだ。

 

まとめるなら、裏表+前後の区別もないのだ。

 

 

電力供給能力

USB3.0 Type-Aでは最大10W(ワット)であった電力供給能力。

Type-Cでは最大100Wまでの電力供給が行える。

この事もあり、MacBookでは電源アダプタとしての採用があったのだろう。

 

 

コネクタ

始めに掲載した写真を見ると分かるように、Type-Cは非常にコンパクトなコネクタになっている事が見て取れる。

そのため、今日(こんにち)の薄型ノートPCやタブレット、など電子機器には適したデザインと言えるだろう。

 

 

Switchへの搭載の意味

ますはSwitch本体の裏面。

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Switch本体の下部に「USB Type-C」の文字が見て取れる。

この本体をNintendo Switch ドックに差し込んだ際、本体はゲームカセットやゲーム画面の情報を瞬時にドックに送信し、ドックはそれをTVに出力すると考えられる。

そして、コンセントから支給された電力をドックを通じて得て、充電もしている。

 

データの送信、動画の送信、電力供給。

これら全てを瞬時に行えるのは、USB Type-Cだけであろう。

かつコンパクトである。

わざわざSwitchにType-Cを搭載した理由は、任天堂が目指す、新しい娯楽への挑戦・提供、そして、ゲームスタイルをSwitchし、遊びの幅を広げるためであったと考えられる。

 

 

意外と強い

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これはドックの背面。

ACアダプタはコンセントからの電力供給である。

HDMIはTVへの出力である。

 

では残りのUSBは何のためであろう?気になる。

しかも「将来的にはUSB3.0に対応予定」とある。

ますます、気になる。

 

転送速度5Gbpsと言えども、優秀な3.0に加え、Type-Cは豊富に搭載されている。

追加の周辺機器の登場のあるのではないかと、ますます期待してしまう。

 

 

任天堂は攻めている

ここまで見てきて、持った感想は、「任天堂は攻めている」と言うことだ。

新たな娯楽を提供すべく、まだ認知度やシェア率の低いType-Cを採用し、今までに無い遊び方をSwitch出来る、新たなハードを目指した。

正直、コントローラを右に左に振って遊ぶWiiが出てきた時ほどの感動や驚きはないが、全く新しいゲームスタイルを作るべく、新たな技術の取り入れにとても積極的であると感じる。

決して、任天堂は守りには入っていなく、攻めていると感じる。

 

往年の名キャラクターに依存していると言われているのも確かだが、今回はそうでも無かったと感じる。

2014年に登場したSplatoonインクリングや、今回のプレゼンで紹介されたARMSのスプリングマンやリボンガールといった、新たなキャラクターの輩出にも積極的である。

 

任天堂は攻めている。

 

 

Nintendo SwitchはUSB業界を変えるか?

もし仮に、このSwitchが大ヒットし、そのヒットの要因が”遊びをSwitchできるところ”だった場合、他のゲームメーカーはそれを黙っては見ていないだろう。

必ず、Switchに対抗すべく、新たな”対Switchハード”を出してくるだろう。

それは、Switchには無い機能や性能、新たな技術と遊び方を提案するだろう。

 

しかし、Switchが据え置き型ハードの定番となるほど、要するにSwitch出来る事が当たり前になるほどの、ヒットを記録したとするとどうだろう。

 

前例のWiiで見てみるとしよう。

 

Wiiは全世界で1億152万台を売り上げる大ヒットを記録した。

すると、Wiiの長所を取り入れるべく、SONYPlayStation MOVE Motion Controllerと言う、はっきり言って後出し感はものすごいが、Wiiと同様の遊び方を導入した。

MicrosoftXBoxにも似たような機器が登場している。

 

この時、使われていた技術は、Bluetoothの技術である。

Bluetoothは現在では多くのコンピュータに搭載されるようになった。

スマートフォンやPCマウス、スピーカーやヘッドフォンにも採用されている。

 

もし、今回のSwitchでそれが起った場合、使われてくる技術はやはり、USB Type-Cである。

ゲーム業界はUSB Type-C対応の周辺機器であふれる。

その影響はゲーム業界だけでおわるだろうか?

 

Type-Cの利便性をみれば、PC業界やスマートフォン業界にも採用されてくるだろう。

 

げんにApple社は自社のPCにType-Cを積極的に搭載している。

近い将来、iPhoneの接続もType-Cになるかも知れない。

 

ゲーム業界からはSwitch、PC&スマートフォン業界からはApple社の、MacBookやMacBookPro・iPhoneにより、Type-Cは主流になっていくかも知れない。

 

近い将来、PCには全面的にType-Cが搭載され、ACアダプタ専用のコネクタも無くなり、HDMIやDisplayPortなどの、動画送信専用のコネクタも無くなり、USB Type-Cで全ての機器に接続ができ、他に何も要らないという日も来る。

そう期待してしまう。

Nintendo Switchは可能性に満ち溢れている。

 

 

最後に

大変長い記事になってしまったが、ここまで読んでいただいた事に感謝申しあげたい。

Nintendo Switchをハード、特にUSBに焦点をしぼって見てきた。いかがだっただろうか。

これからのSwitchの進路に目が離せない。

そしてUSB業界にも目が離せない。

 

 

参考にさせて頂いた記事・画像・ホームページリンク

Nintendo Switch|Nintendo

周辺機器 | Nintendo Switch|Nintendo

機能・仕様 | Nintendo Switch|Nintendo

Wii U|Nintendo

各部機能 | Wii U|Nintendo

MacBook - Apple(日本)

Nintendo Switch - Wikipedia

ユニバーサル・シリアル・バス - Wikipedia

www.gizmodo.jp

 

www.youtube.com

これらを参考にさせていただきました。

ありがとうございます。